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委員会活動

広報委員会

広報委員会では、津法人会広報誌「ふれあい」の発行、インターネットホームページによる広報活動を行っています。
リレー訪問「おじゃまします」は、会員のみなさんに会社のこと、その他いろいろなことを聞いて紹介をしています。

リレー訪問「おじゃまします」

今回のお客様
株式会社横山食品
社長 横山 史子
津市芸濃町椋本

今回の「おじゃまします」では、「厚揚げ」「揚げ」「がんもどき」でおなじみの株式会社横山食品様をご紹介。真新しくお洒落な「あのつ台工場」に横山史子社長をお訪ねしました。


なんと三代続けて女性社長・・・しかも四代目も!?
 実はこの会社は代々女性社長さんなのです。創業者が祖母のかね子さん。二代目が母で現副会長の教子さん。三代目が史子社長。そしてその娘の祥子さんも活躍中。代々男子が生まれなかったこともあるそうですが、それにしてもよくぞここまで立派に事業が承継され続けてきたものだと、先ずもって感心をしてしまいました。
 横山社長によれば「小さな頃からことあるたびに"あなたの未来はバラ色だから!"と祖母に言い聞かされてきました」とのこと。そして娘の祥子さんはというと「一生懸命に経営している母の背中をずっと見てきたので、大学院卒業後には自然とこちらに帰ってましたね」と言うのです。
 しかし、それが二代のみならず、三代、さらには四代へとつながっているというのは、驚くべきことではないでしょうか。


目標は高く、明確に、続く、続く、続く・・・
 創業者のかね子さんとその娘教子さんの二人は「三重県一の油揚げ屋」を目指し、それを実現しました。
 後に続く教子さんとその娘史子さんの二人は「日本一の油揚げ屋」を目指し、「がんもどき」については既に実現しつつあるそうです。
 「念ずれば花開く」「思考は現実化する」を地で行くファミリーです。

なのに豆腐は<一時>退却・・・なぜ?
それは昨年の春のことでした。大豆加工食品としては代表的な製品であるはずの「豆腐」から退却することを横山社長は決断したのです。
 横山食品が美味しいと考える豆腐は、つるっとした食感の「生豆腐」です。しかし、急激な生活環境の変化の中で次のような課題に直面し、苦戦を強いられて来たそうです。
1.大量生産が可能な生産方式の豆腐が市場の主流
2.時代のニーズであるサイズダウンへの対応が必要
3.「老朽化」した豆腐生産ラインを時代のニーズに合った形で更新するには「億」単位の投資が必要だが、その回収は非常に厳しい
4.短期間の「消費期限ルール」は「生豆腐」にとっては厳しいハードル
 横山社長としては苦渋の決断でした。退却の決断は拡大の決断よりも難しく、より強い決断力が要るものです。
 但し、横山社長は決して「撤退」とは言わない。「今までの横山の豆腐に足りなかった要素をプラスして、時代が求める新しい豆腐を開発しています!」と、あくまでも<一時>退却であることを強調するのです。それも自社の豆腐の味に対する自信と誇りからのことだと思います。
 頑固です。しぶといです。


今年70周年、なのに「はじめまして」・・・それはなぜ?
 今まで「揚げ物が得意な横山食品です。」が同社のキャッチフレーズでしたが、70周年を前に「はじめまして 新しい横山食品です。」へと変更されました。
 「豆腐」から退却する苦渋の決断の一方、「惣菜」「豆乳」という二つの新しい分野を将来の成長の柱に育てていくと心に決め、あのつ台に自社の年商に迫るほどの大胆な工場設備投資も断行されました。
 70周年を節目に「新しい横山食品」になる。だから「はじめまして」なのです。「はじめまして」というのはごく平易な言葉でそれ自体に深い意味はないように感じますが、実はその言葉には今までの横山食品から「変わるんだ!」との半端ない覚悟が込められているのです!
 実に男前です!(死語?)


横山の豆乳はここが違う!
 豆腐、厚揚げ、がんもどき、揚げ、などの製造技術をひと通り持っているということは、潜在的に様々なタイプの豆乳を作りだせる技術があるということを意味しているそうです。
 そんな自らの強みを棚卸ししながら、市場で流通している豆乳との差別化を強く意識して開発した横山食品らしい豆乳、それが「とろとろ豆乳」なのです。他社には容易に出来ない濃い豆乳。雑味の少ない言わば吟醸豆乳。今までの「飲む」豆乳のイメージを覆す全く新しい食感と風味の豆乳で、様々な楽しみ方が出来る可能性を感じます。
 「道の駅かわげ」や「郵便局」で売っているそうです。是非お試しあれ。

そして今、母と娘は世界一を目指す
 四代目と期待される娘の祥子さんも母の背中の魔力に吸い寄せられるかのように入社され、「とろとろ豆乳」をはじめ様々な新商品企画開発に勢力的に取り組んでいます。そして今、母(横山社長)と娘(祥子さん)は、密かに・・・と言いながら書いてしまいますが・・・「世界一の油揚げ屋」を目指しているのです。
 やってしまいかねません。いや、きっとやってしまわれることでしょう!